社員の動かし方

ビジネス基礎力強化が得意なカツマタです。

 

 

超ホワイト企業として有名な未来工業という会社があります。

名物社長がご存命の時、カンブリア宮殿で拝見しました。

 

 

社長にどうしたら社員が動くのか?と問うたら

「頭に人参をぶら下げればよい」とおっしゃっていました。

 

 

では、どんな人参をぶら下げたのでしょう?

アイデア出したら500円もらえる

というものでした。

 

 

どんなことでも、なんでもいい、

改善できること、現場が良くなることがあれば、

アイデアを出す、提案をするということ。

 

なんでもいいんです。

質は問わず、とにかくアイデア提案を出せと。 

それが1件500円。

採用されなくても、アイデア提案を出しさえすれば、1件500円。

 

 

一般的なアルバイトの時給平均は1000円ちょっと。

30分にアイデア1件で、時給1000円です。

集中して5分に1件だせば、時給6千円です。割の良いバイトですね。

どんなことでもいい、社員はアイデア提案を出そうと頑張ります。

 

 

数打てば当たる…うんぬんで、

たくさんのアイデア提案の中に、実際に採用できるものもたくさんあり、

それで様々なことが改善され、効率や品質があがります。

 

 

無駄もなくなり、社員は定時で帰れる。会社は残業の支払いがなくなる。

自分のアイデア提案が採用され、貢献できれば、会社への愛着度もあがる。

愛着を持ってもらえれば、従業員の定着率も上がり、会社としても良し。

良い仕事ができれば、お客様も喜びます。

 

 

人参をぶら下げることで、非常に良いサイクルができているのです。 

 

 

アイデア提案1件500円という奇抜な取り組みに目が行きがちですが、

成果がでている理由は一貫性です。

 

 

単に人参をぶら下げたのではなく、

理念に基ずく行動をとらせるために考え出された施策なのです。

 

 

この会社の経営理念は「常に考える」

社員が常に考える仕組みを考えたのです。

 

 

採用できないアイデア提案があったとしても、

なんだこれは!アホな提案して!なんて怒りません。

否定したら、人は考えることを止めてしまうから。

 

 

理念は「常に考える」

コミュニケーションにも一貫性があるんです。

 

 

企業における一貫性とは、すべてが理念に繋がっていること。 

理念を掲げるだけになってしまっている会社ってたくさんあります。

御社はいかがですか? 

 

 

今日が理念の浸透を考えてみる機会になればと思います。

 

 

 

~シャインズHRより~ 

理念や行動指針はお客様とのお約束事でもあります。

接客応対にきちんと反映されているか?応対品質調査も致しします。

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